頭のおかしい小説 Ank チンパンジーVS京都府民、京都観光客
佐藤究（キワム）さんってご存知ですか？
江戸川乱歩章を受賞したことがある小説家です。
受賞作は家族全員が快楽殺人者という度肝を抜く設定でした。
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そして、つい先日新刊が発売してることに気が付きました。
佐藤究さんの作品ということで即買いです。
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人と類人猿【エイプ】の違いをいろんな側面から描いています。
主人公は霊長類研究家。
複数のストーリーが同時進行し、その場面がランダムに登場する
章の組み立ては、読みてを飽きさせません。
佐藤究さんの伏線回収の仕方がなんとなく好きです。
それになんといっても、グロさの表現が大好きです。
京都で暴動が起きます。
そこにいる人全員が、いきなり殺し合うんです。
道具も持たずに素手で殴り合ったり、頭突きをする。
心理的制御がハズレた殴り合いは、
殴られた顔は頬が裂け、殴った拳は白い骨が飛び出る。
それでもアドレナリンが出過ぎて、痛覚が麻痺してるのか、
どちらかが動かなくなるまで暴動は終わらない。
刺激の強い小説です。
