ピアノの森。一ノ瀬海の成功エッセンスを研究分析。
漫画「ピアノの森」一ノ瀬海から抽出した成功エッセンス
成増の自遊空間に行ってきました。
休日に大山にある歯医者に行った帰りに何の気なしに寄ってきました。
本当はきらたかしさんの「ケッチン」を読みたかったんですが、きらたかしさんの本は一冊も置いていませんでした。
しょんぼり。
で、代わりに手に取ったの「ピアノの森」
以前、ネットでアニメ映画を見たことがあったので、映画より先のストーリーがどうなってるのか。また今年4月からnhkでアニメ化ということで読みました。
ピアノの森は全26巻完結。
極貧地区で育った一ノ瀬海がピアノの才能を開花させ、世界の舞台に上がるまでの過程をストーリー立てたものです。
漫画なので演奏シーンは何も音が聞こえませんが、感動は伝わってきました。
特に主人公、一ノ瀬海よりも親友の天才ピアニスト雨宮の感情に共感を覚えました。
努力で天才ピアニストの肩書を手に入れた雨宮。天賦の才で駆け上がっていく一ノ瀬。
ただただ努力するだけでは手に入れることができない「何」かに思い悩む雨宮を見て、涙が出ました。
自遊空間はお昼の時間なら、3時間1000ほどです。
ぜひ、時間をあけてピアノの森を読んでください。
僕は3時間で半分くらい読むのがやっとだったので、また今週にでも続きを読みに行こうと思います。
才能を持ち合わせた一ノ瀬海の成功エッセンス
主人公一ノ瀬海は、調律師も気づかない音の変化に気づける耳という才能を持っています。
しかし、才能だけで成り上がれるほどピアノの世界も甘いものではない。才能×努力。これがよくわかる作品です。
もちろん、漫画、フィクションなので、誇張した表現はありますが、こういう書籍から影響を受けて、「俺ももっと努力しよう」と思えます。
特に僕が努力を感じたシーンが、
一ノ瀬海が壁中をノートにして勉強している場面です。
極貧の中でも彼は特待生として高校に入学し卒業します。特待生の条件は常にテストで1番を取ること。
そのために彼はノートに書く代わりに家の壁中をノートにして学習します。
掃除するときに復習になって、また新しく書くことが出来るという合理的で、効率的な方法です。
これは表面的なことなのでもっと突っ込んだ一ノ瀬海の成功エッセンスを分析します。
一ノ瀬海は、小さいころ森に捨ててあったグランドピアノに出会います。ピアノは雨風に晒されて、状態が良いとは言えません。
調律も狂います。
なので彼は自分で調律を直すというスキルを自然と身に着けました。偶然が与えた才能かもしれません。
それよりも僕が思うのは貧乏ゆえに誕生した素晴らしい才能だと思いました。
お金があれば調律師に頼むとか、新しいピアノを買うという選択肢がありますが、お金がないと選択肢はほとんど無くなって、すべて自分でやるしかない。
それが経験、体験となって、スキルに変わる。
だから、何を言いたいかっていうと、
「お金で問題を解決しようとしない」って事です。
お金を使う前に、頭をつかう。
これですね。